オランダもようやくロックダウンの規制が徐々に緩和されることになりました。
決して収束したわけではないですが、これからウィルスと共生しながら日常生活を取り戻していく(いや新しく作り直していく?)ことになりそうです。
さて、オランダに来てから息子の成長も著しく、来たばかりの頃は高速ハイハイで動き回っていたのに、4か月経った今は小走りまで出来るようになりました。
原っぱで歩き回ってる時が一番幸せそう。
つかまり立ちは早かったけど、そこからなかなか歩き出さなかったわが子。
でも一歩踏み出すようになってからあっという間に上達し、私たち夫婦もそれが嬉しくて、休日の遊び場開拓にも力が入っていました。
…が、その矢先にロックダウンとなってしまいました。
子どもに優しいオランダのロックダウン
オランダでは、ロックダウン中も12歳以下の子どもが外で遊ぶことはOKとされています。子どもが遊ぶ際の“集団形成”は、保護者同士が1.5mの距離を保つことを条件に容認されています。
これを聞いたときは、素直にありがたいと思いました。
屋内の遊び場にも行けない中で、外遊びは子どもの成長や発達の為にも尚更欠かすことができないから。
オランダのロックダウンは、人々の行動をよく観察しながら、無理なく多くの人が従えるよう徐々に規制を整えていった印象です。当初は本当に大丈夫なの?と不安を抱きつつも、その合理的なところはいいなと感じました。
もちろん子供を公共の場に連れて行くのはリスクを伴うし、私達は今ここでは絶対に感染できないので、人の少ない時間や場所を選んだり、仮に他の子がいても2mくらい距離をとるなど細心の注意を払いながら遊ばせています。
今住んでいる地域は適度な自然もあり、人口密度も低いので、そういう場所探しにもあまり苦労していないのが救いです。
他の子と交流できないのは残念だけど、嬉しそうに外で遊ぶ息子を見るのが私にとっても癒しの時間になっています。
たまに遭遇するオランダ人の子にどんどん近づいて行ったり、テレビ電話で会う友人の子どもにすごく嬉しそうに反応している姿を見ると、他の子と一緒に遊びたいのかなぁと少し心が痛んだりしますが…。
今はパパが終日家にいて、勉強の合間に構ってくれるのが不幸中の幸い。
息子、すごく喜んでるんだよなぁ。オランダに来るまでの半年間離ればなれで暮らしてたせいか、その空白を取り返すかのようにべったりくっついてます。
あと、こんな状況でも通りすがりの大人たちがわざわざ立ち止まって笑顔で手を振ってくれるのも本当にあたたかい。息子も手を振り返したり、びっくりして固まったり(笑)、色んな反応を返して交流してます。
コロナが収まったとしても、異国の地でどれくらい他の子と交流させてあげられるか母は自信がないけど、とにかく今はできる限り全力で向き合ってあげようと思う日々です。
おうち遊びに試行錯誤
とはいえ、外遊びはできても、それ以外の時間は全ておうちで過ごすしかないので、おうち遊びの時間が増えました。
全力で向き合おうと決心しても、やっぱりおうち遊びの時間が長くなるのってなかなか大変なわけで。
まだまだ危なっかしいから目が離せないし、1人遊びが長続きする年頃でもないので相手もしなくちゃいけないし。せっかくだからいい刺激になる遊びをしたいなぁと思って色々アイデア探しに没頭する毎日です。
手作りおもちゃ
私の自己満足ですが、モンテッソーリ教育の真似事のようなおもちゃを作って遊ばせたりしています。
最近手作りしたおもちゃはこんな感じ↓
- ビーズ落とし
ペットボトルとHEMAで見つけた大きめの木のビーズを用意して、
ただペットボトルにビーズを落とすだけの遊び。
もはや手作りではない…(笑)
ビー玉の代わりに買った木のビーズが意外と穴の大きさにマッチしていて、ちょうど良い感じ。
おままごとなど他の遊びにも使えるので、かなり汎用性の高いアイテムです。
ペットボトルにも高さがあるので、落ちる音が大きくて、楽しいみたいです。
遊ばせたその日からすごい集中力で取り組んでいて、ペットボトルも倒さず、ビーズも落とさず、上手に入れていました。慣れてくると、ペットボトルを逆さにして振ってビーズを出すという事も自らやるようになりました。
最近飽きてきてますが、たまに思い出しては没頭して遊んでます。
かなりコスパのいい遊び道具になりました。
- 魚釣り
オランダのどこで買えるのか分からなくて、作ってみました。
材料はこんな感じ。
こちらには100均のようなお店はないけど、HEMAやso low、Actionなどに行けば揃います。
(でも110円で何でも揃う日本の100均は改めてすごいと感じました。)
HEMAのペラペラの色紙しかなかったので、ピザの空き箱を台紙にして補強。
絵を描いて、のりで貼って、ハサミで切ります。その後、それぞれにクリップを付けます。
割り箸に紐をくくりつけ、先っちょに磁石を結びつけます。
割り箸は、ケガ防止のためマスキングテープでくるみました。
完成品で遊ばせてみたら、まだ魚釣りとしては遊べなかったけど、海の生きものには興味を持ってくれました。でも長続きはせず。まだ早すぎたみたいです。
完全に母の自己満足でした。
- 色紙ビリビリ→紙ふぶき
魚釣りにも使ったHEMAの色紙は本当にペラペラなので息子でも破りやすく、ビリビリ破って遊んでます。
細かくちぎってあげて、花咲じいさんみたいに頭の上からふわふわ〜っと撒き散らしてあげると大はしゃぎしてくれます。
でも後片付けが大変なので、紙ふぶきはたまにしかやりません(笑)
- シール貼り
対象年齢ではないけど、手先を使う遊びに向いてるかなと思い、これもHEMAで購入。
たくさん入ってて安いのでこれにしました。
最初ダイソーのシールブックとか買ってくればよかったな〜と少し後悔してましたが、乗り物ブームがじわじわ来てるので今はかなり喜んでくれてます。
最初の頃は全然上手くできてなかったけど、このロックダウン期間中にかなり上達して、自らやりたい!と催促してくるまでになりました。
これもコスパの良い遊びです。
日本から持参して活躍しているおもちゃ
特に活躍してるのは、この3つ。
- 絵本
- 積み木
- スイスイお絵かき(水でお絵かきができるシート)
絵本は成長を見据えて対象年齢が少し上のものも持ってきたのですが、意外とそれらも気に入ってくれています。『おおきなかぶ』とか『ぐりとぐら』とか。
お話をおとなしく聞くのはまだ無理だけど、細かい絵が多いので、「あ!ぶーぶー!」とか「あ!わんわん!」とか言って指差しながら楽しんでいます。
こんなことならもっと持ってくればよかったと思うくらい。
ロックダウンが明けて本屋さんにもっと気軽に行けるようになったら、英語やオランダ語の絵本を買い足そうと思います。
積み木やお絵描きシートも毎日必ず2〜3回は遊んでいて、大活躍中。
対象年齢も遊び方も幅が広いので、今後もスタメンで活躍してくれそうな予感。
オランダで買い足したおもちゃ
乗り物のおもちゃをあまり持ってなかったのでHEMAで買い足しました。
他にも、シャボン玉、水遊び(お砂場)セット、おままごとセット。
どれもお手頃な値段で手に入ったので嬉しい。オランダ初心者にはHEMAが使いやすくて、重宝しています。
おもちゃって買い過ぎても良くないし、買い与え方の匙加減が難しいですが、この状況下だとやっぱり新しいおもちゃの力は大きいですね。
トーマスブームも来てるので、そのうちプラレールのようなおもちゃも買ってあげたいなぁ。
YouTubeなどの動画
見せ過ぎには気をつけてますが、動画には頼らざるを得ない…。
一番見せてるのはトーマス。
絵本がきっかけで、ある日突然覚醒しました(笑)せっかくなので森本レオがナレーションをしてた頃のものから親子で一緒に見ています。私も夫も懐かしくて家族で楽しめて良いです。
ちなみに最初に言えるようになったキャラクターは、パーシー。
他には、動物園に行けない代わりに動物の動画を見せてあげたり、乗り物の映像を見せてあげたり。今すごく興味を持ってくれてるのに本物を見せてあげられないので、せめて動画で…と思って見せてます。すごい食いつきです。
おかげでまだ犬くらいしか本物を見たことがないのに、いろんな動物を認識するようになってきました。
あとは、音楽をかけて一緒に歌ったり、踊ったり。
Peppa Pigで(私が)英語の勉強をしたり。
YouTube様々です。
こんな感じで、とにかく思いつく限りのことを試しています。
家事や英語の勉強も並行してやっているので、実際はどれも中途半端で大したことはできていないけど。。。
ロックダウンが明けても冬が来たらまた家の時間が増えそうなので、今後の為にもおうち遊び研究頑張ります。