少しずつオランダのお出かけの思い出も振り返っていきます。
2月も始まって間もない頃、デン・ハーグにある移民局に行った帰りにミュージアムカードをゲットしてきました。
お得と噂のミュージアムカード
ミュージアムカードとは、オランダ国内の博物館や美術館で使える年間フリーパスで、オランダに在住していれば購入できます。
これを持っていた方が断然お得に、そして気軽に美術館を巡れるので、購入しない手はないということで、私たちもゲットする事にしました。
公式サイト(https://www.museumkaart.nl)からも購入できますが、対象のミュージアム窓口でも買えます。私たちはマリッツハイス美術館で購入してきました。
窓口で申告して、支払いを済ませると、仮カードを発行してもらえます。
この仮カードは1ヶ月間有効で、5回まで使えます。公式サイトから本登録をすると、2〜3日以内に本カードが届きました。
カラフルで可愛い〜
カードの下の紙に書いてあるのは、対象の美術館・博物館のリスト。細かい字でびっしり書かれていて、これをパッと見ただけでも相当数使えることがわかります。
子ども向けの博物館もたくさん対象に入っているので有難い。
本登録の際に作ったマイページからは自分の訪問履歴を確認することができて、なんだかスタンプラリーをしているような気持ちになって、ワクワクします。
この日はせっかくなので、そのままマウリッツハイス美術館に入館してきました。
マウリッツハイス美術館へ
マウリッツハイスといえば、やはりフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」(と、ミーハーな私は思っています)。
まさかこんなに早くお目にかかれるとは思わず、心の準備が追いつきませんでした。
平日なせいもありますが、日本では考えられないくらい絵の前はガラガラ!!目を疑いたくなる光景です。
ガラスもないので至近距離でじーーっくり眺めました。
こんな贅沢あっていいんだろうか。
「デルフトの眺望」など他の絵も素晴らしかったです。
オランダに住めた喜びを噛みしめた瞬間でした。
レンブラントのコーナーは、この日は学生の講義中だったので(これもヨーロッパらしい光景ですね)、また次の機会にまわすことにしました。
…が、残念ながらもう一度行ける日はまだ先になりそうです。
6月からミュージアムも少しずつ再開するとあったけど、再開してすぐに行くのは怖いし、というかまだ電車に乗れないし、入場制限の様子も分からないし、次行けるのはいつになるのかなぁ。
ちなみに、ミュージアムカードの有効期限は1年間ですが、ロックダウンで閉鎖された期間分の期限が延長になりました。
なので失効の心配はまだしなくてよさそうです。
音声ガイドはスマホアプリ(一部日本語あり)
音声ガイドは、スマホアプリで聞けました。
ヘッドホンの貸出もありますが、イヤホンジャックがない方は、小さめの音で耳元に当てて聞いてねと言われました。え、ゆるい!
基本英語ですが、日本語の説明も一部あり、とても役に立ちました。
ベビーカーでも気軽に入館可能
美術館は入り口の地下階も合わせると3フロアくらいありますが、ベビーカーでも難なく回れました。
館内で待機してるSPのようなスーツ姿のスタッフに声をかけると、専用エレベーターに誘導してもらえます。
このエレベーターもワクワクポイントでした。
というのも、一見するとどこにも見当たらないのですが、立派な絵画が飾られてる横の壁がパカッと開き、エレベーターが出現するのです。隠し扉…!まるでスパイになった気分でした。
館内は静かですが、小声で雑談しても大丈夫な雰囲気。(課外授業してるくらいですからね)
子どもの声も少しくらいなら咎められませんでしたが、ぐずり出したらさすがに周りにご迷惑になりそうだったので、そそくさと退散しました。
今思うともうちょっと粘ればよかったと後悔も無くはないですが…。
そんなこんなで、ミュージアムカードを手に入れたおかげで、オランダ国内のお出かけがますます楽しみになったのでした。
また活用できる日が今から楽しみです。
おまけ)近くの美味しいサンドイッチ屋さん
ランチで寄ったこちらのサンドイッチ屋さんがよかったです。
美術館の方に教えてもらいました。(こういう時に臆せず聞ける夫のコミュ力を尊敬。)
初心者にはちょっと入り組んだ道順でしたが、ベビーカーでもすんなり入れて、居心地のいいお店でした。
なんでもサンドイッチのコンテストで何度も賞を受賞しているんだとか。時間が経つにつれてお客さんも増えていったので、人気みたいです。
やっぱりオランダはサンドイッチの種類は豊富で美味しくてハズレが少ない気がします。
家族や友人がオランダに遊びに来たらここに案内しようと思ってたのですが、それも当分叶いそうにありません。。
こうして書いてみると、お出かけ楽しかったなぁとしみじみ。
少しだけでもオランダを楽しんでおいてよかった。
ヨーロッパでは感染0を目指すのではなく、コロナと共生して経済や生活を慎重に再開するリスクをとった国々が多いですが、どうかコントロールがうまくいきますように。
そしてオランダやヨーロッパの素敵な景色を見られる日が来ますように。