Tulip Diary

Tulip Diary

1児の母の取りとめもない日々の記録。オランダで暮らしていた時の日記も少々。

オランダでお出かけ|デ・ハール城へ②

前回の続きです。

お城までの道のりが印象深すぎて、ついダラダラと書いてしまいました。

 

おとぎ話の世界へ

素敵なランチでお腹を満たしたら、お城へ向けて出発です。

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とってものどかな眺め。ただの原っぱなのになんだか癒されます。

この道はサイクリングのルートにもなっているようで、沢山の自転車が横を通り過ぎていきました。駅で自転車を借りてお城まで来ることもできるのかな。

私たちも景色に癒されながらてくてく歩き、少し森のような茂みの中を通り抜けると、お城が見えてきました。

 

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敷地の外からもよく見えます。

お城を眺めながらベンチで休憩するサイクリストがたくさんいました。確かにこれはタダでお城が見られる穴場スポットかも!

 

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これが入り口の城門。

受付を済ませ、中に入るとすぐにヨーロッパらしい美しい庭が視界に飛び込んできます。ゆっくり見てまわりたいところでしたが、まずは城内見学へ向かいます。(予約時間が迫っていたのです^^;)

 

ゴージャスの一言に尽きる城内見学

チケットを事前購入していたものの、入場にはしばらく時間がかかりました。

中に入ってから分かりましたが、コロナ対策で一つ一つのお部屋に人数制限があり、進みがとてもゆっくりだったのです。そのため事前購入とはいえ、入場のタイミングが調整されていたみたいです。

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でも待ってる間、正面の外観をゆっくり楽しめたのでそんなに苦痛じゃありませんでした。ハリポタのホグワーツみたいでワクワク。村で見た赤と白の窓枠もあります。

 

ベビーカーは持ち込めないので、入り口の隅に置いておくよう指示されました。出口も全く違う場所にあるので、見終わったら外から回って取りに来る必要あり。

他の荷物はロッカーで預けて、いよいよ城内見学開始です。

 

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最初に見られるのが、大広間。

教会顔負けの高い天井と荘厳なステンドグラス。のっけから格の高さと財力を見せつけられ、圧倒されました。

 

そこから食卓やボールルーム、寝室など数々のお部屋を見て回ることができます。一体いくつ部屋があったのか…途中で数えるのを諦めました。

 


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いくつもある寝室の一つと、美容室。

 

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これ見てラピュタのワンシーンを思い出すのは私だけ?

 


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中国陶器などの調度品や美術品も数多く飾られていました。シノワズリというやつ?

不思議と他のインテリアと調和していて、とても魅力的でした。

 

遠い異国の美術品をこれだけ沢山揃えてるっていうの一種のステータスなんでしょうね。。ちなみに葵の御紋が入った大名駕籠までありました。どういう経緯でここまで流れ着いたのか超気になる…。

 

最後はキッチン。

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壁のタイルもいちいち可愛らしい。よーく見るとデ・ハール城の紋章?

 

豪華絢爛としか言いようのない内装とコレクション。

かつては、ココ・シャネルやイヴ・サンローランブリジット・バルドーなどもゲストとして迎えたことがあるとのことで….本当に何もかもゴージャス。

動き回る子どもを連れての見学は大変でしたが、見応えありの大満足の見学でした。

 

美しいお庭

デ・ハール城はお庭も有名。

お城のすぐ側には、よく手入れの行き届いた庭園が広がっています。この日もちょうど庭師の方がせっせと手入れをしていました。

 

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辛うじて残っていたバラとお城を一緒に撮ってみました。満開だったらさぞかし絵になるんだろうな〜

 

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こちらは藤かな?ここも満開の時に見てみたい。

 

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お城の南側に位置する庭園。

敷地内にはたくさんベンチもあり、休憩することができました。木影で涼みながら美しい庭とお城の両方を眺められて、贅沢な時間でした。

 

庭園は8月でも色とりどりのお花が咲いていてとても綺麗でした。

 

ちなみに、これらのお庭はデ・ハール城の敷地のほんの一部に過ぎず、実はもっともっと広大なのです。

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デ・ハール城の地図。

地図の右下からぴゅーっと伸びてる緑の部分は、私たちが来る時に見た村まで繋がってるみたいです。

 

これならお庭散策だけでも1日楽しめそう。

 

 

少々遠くても行く価値あり

我が家からはアクセスが悪くて長旅になりましたが、行く価値はあったと思えるお出かけでした。息子もこの日は意外と大人しくしてくれてたので、移動時間も苦痛になりませんでした(^^)

 

アクセスさえよければ季節ごとに通いたいくらい気に入りました。毎年クリスマスマーケットもやってるそうなのですが、今年はどうかなぁ…

オランダにいる間に機会があれば、バラの季節に再チャレンジしてみたいです。