Tulip Diary

Tulip Diary

1児の母の取りとめもない日々の記録。オランダで暮らしていた時の日記も少々。

オランダの日常|深まる秋と再ロックダウン、そしてオランダのミントティー

10月に入り、オランダもどんどん秋が深まっています。

今週は珍しく晴れ間がのぞいていますが、雨や曇りの日がグッと増え、気温も低くなってきました。

9月があまりにも晴れて気持ちが良かったので勘違いしていましたが、この雨と風の日々が本来の秋の姿みたい。

 

 

オランダでは昨晩ルッテ首相の会見があり、『パーシャル・ロックダウン(部分的ロックダウン)』とやらがとられる事になりました。"インテリジェント"に続き、また何やら語呂のいいロックダウン名ですね。マスクも着用義務化に向けて調整中なのだとか。

今回の第二波に至るまでの失敗の原因は色々あるけど、一番は「人の振る舞い」だとSNSに書いてる方がいて、本当にその通りだととても納得。

例えば最後まで揉めていたマスクの件だって、日本生まれ日本育ちの私からすると「マスク着用くらいええやん…」って思うのだけど、義務化は人権の侵害だと怒る人も少なからずいるようで。

こちらでは『個人の自由』が権利として本当に重視されているようで、オランダ政府も最後まで"禁止"や"義務化"を極力抑えていました。それが生ぬるいと感じる人も多かったはず。でも結局国民の良識には限界があって、収拾がつかなくなってこの有様…。当然と言えば当然の結果、という感じです。

 

コロナ禍の暮らしの中で、日本人とは異なる行動をとるヨーロピアンを目の当たりにして、国民性や文化の違いをひしひしと感じました。どちらが良い悪いとかではなく、「違うんだな」って感じました。

 

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さて、10月に入って程なくすると、運河沿いに飾られていた色鮮やかな花の鉢植えが撤去され、クリスマスに向けて道路や運河の上にイルミネーションが飾られ始めました。

 

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運河の上にはこうやって取りつけてました。

 

オランダでは日本ほどハローウィンでは盛り上がらないようですが、それでもオレンジ色のカボチャや秋を感じる飾りを見かけるようになってきました。

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再びロックダウンになるかもという噂は先週からまことしやかに囁かれていたので、後悔しないようカフェ納めもしてきました。(案の定、カフェやレストランは1ヶ月閉鎖。テイクアウトのみになったので、行っておいてよかった。)

 

日曜の朝、まだ人通りの少ない時間帯。貸切状態でした。

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カフェもせっかくこんなに可愛くデコレーションしてたのにね。

 

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オランダのミントティー

お湯に新鮮なミントの葉をそのまま浸して飲むのがオランダ流。お好みでシロップや蜂蜜を加えます。

見た目はあまり美味しくなさそうですが、これが意外と美味しいのです。ミントの爽やかな香りが癖になります。

ミントを育ててないと家で飲むのは難しいかなぁと思い、この日は注文しました。

 

たまに外でお茶するのがオランダ生活のささやかな楽しみだったので、とっても寂しいですが、第二波が一刻も早く鎮まることを願って大人しく過ごします。(いや、私たちは十分大人しかったと思うけどな!)