Tulip Diary

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1児の母の取りとめもない日々の記録。オランダで暮らしていた時の日記も少々。

星野道夫 悠久の時を旅する/東京都写真美術館


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1月。東京都写真美術館へ「星野道夫 悠久の時を旅する」を鑑賞しに行ってきました。

 

思い立ったのが会期終了直前でしたが、なんとか間に合いました。

 

私にとって、美術館はパワースポット。

独身時代に比べればガクンと機会が減りましたが、子供が生まれてからも何とか一人の時間を作り、気になる美術展を見に行っています。

(子供が二人になったら厳しいかもなぁ…)

 

今回はかなり久々の写真展。

 

壮大な写真はもちろんのこと、星野道夫の言葉に胸を打たれ、本当に訪れてよかったと思いました。

 

 

個人的に特に印象的だったのは、

 

自然には2種類ある。

一つは身近な自然。

もう一つは遠い自然。

訪れることは難しくても遠くにこういった自然があるということが、想像力を豊かにしてくれる。そういう意味で遠い自然にも意味はあるのかもしれない。

 

という文章。(うろ覚えなので大体の意味ですが…)

 

日頃の子育ての中でも、身近な自然は大事にしたいと思っていて、意識して触れるようにしています。

(東京に住んでるということもあり、なおさら意識している側面もあります。)

 

でも、自分の子ども時代を振り返ると、写真や映像、文章を通して、雄大な自然を知ることで、まさに想像力を豊かにしてもらった実感があり、

星野さんの言葉に子育てのヒントももらった気がします。

 

 

自分はきっとテレビや写真でしか体験することのない風景や生き物の営み。

でも地球上にはたしかに存在していて。

遠い自然を思うと、世界の広さを想像できたり、純粋に感動や好奇心をくすぐられましたが、自分の存在の小ささ、時には傲慢さを実感することもありました。

環境問題に敏感な子供だったのですが、このことも関係してるのかも。

あとは、ファンタジー好きな子供だったので、物語の世界観を想像するのに大いに役立ってました(笑)

 

 

遠い自然に思いを馳せ、想像力を養うことにはどんな意味があるのだろう。

 

まだまだ思考の途中ですが、

地球の広さを実感し、自分の想像力だけでは思いもよらないような世界や現象がこの世には存在することを知ることには、とても意味があるような気がします。

 

遠くの自然を思うことで、自分自身が立派な人間になったとは言い難いですが(笑)、

ぜひこういった遠くの自然に思いを馳せる機会をこれから増やしていきたいと思いました。

 


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▲唯一撮影可能だった写真

 

鑑賞後は、ギフトショップで子ども向けの星野さんの本を1冊、息子用に買って帰宅。

おそらく小学生向きなので文章量は多めですが、動物の写真もあるので、ほんの少しだけ興味を示してくれてます(⁠^⁠^⁠)

 

私も自分用にエッセイを1冊購入。

今年の積読リストに追加です。