Tulip Diary

Tulip Diary

1児の母の取りとめもない日々の記録。オランダで暮らしていた時の日記も少々。

オランダの日常|新型コロナウィルス感染拡大の真っ只中で③

オランダで学校や飲食店の閉鎖などのコロナ対策が取られてから1週間が経ち、昨夜(3/23)また新たな対策・ルールが追加されることが発表されました。

徐々に本格的なロックダウンへの階段を上っている感じがしますが、どうなのでしょう…。

 

先週の発表があってからも、残念ながら日々着実に感染者数や死者数は増えていました。ニュースによると、検査対象を絞っているので実際の感染者数はもっといるだろうとのこと…。

この1週間は、そんな状況でも(うちの近所に限って言えば)やはり相変わらず悲壮感は漂ってない印象でしたが、少しずつ街を出歩く人の数も減り、衛生面の対策に気を遣い始めてたのを感じる毎日でした。

 

①スーパーの防御が日を追うごとに増えていく

スーパーには毎日のように行くのですが、その防御が日を追うごとに増えていきました。

まず、ハンディスキャナーの近くに除菌シートが置かれるようになり、店員がグローブをはめるようになりました。

数日後、店員がハンディスキャナーを棚に戻すとき1つずつ拭いてる姿を見かけるようになりました。(拭き方を見る限り、個人的にはあんまり意味なさそうだと感じてるので、念のため自分でも拭くようにしています…笑)

さらに数日後、会計時に渡したハンディスキャナーを拭いたり、決済時にカードを当てた部分も毎回拭くようになりました。

そして最終的には、レジの店員さんの前にアクリル板が吊るされるようになっていました。

 

他にも、会計をPIN only(キャッシュレス決済)に限定するお店もあります。

また、アルバートハインは朝の8〜9時(通常開店前の時間帯)をお年寄り等リスクの高い人専用で開店する措置を取るというニュース記事も見かけました。

 

まだまだ甘い部分もありますが、お店側もだいぶ気をつけてるなぁという印象でした。

私個人としても、現金払いは極力控えてキャッシュレス決済にしたり、できる範囲で気を付けています。

  

②マーケットでラインが引かれる

私の住む街ではマーケットは今まで通り週2回開いてますが、今までと少し様子が変わっていました。

各店舗の前には1.5m離してラインが引かれ、会計をする時以外はその線の外で待たないといけないのだそうです。

中にはお客さんとの間に例のアクリル板を吊るしているお店もありました。

 

ラインが意味を成してるのかは甚だ疑問ですが…何もしないよりはマシなのでしょう。

マーケットは生活に必要な物を買えるという理由で、開催し続けてもOKな方針のようです。

個人的にはマーケットが開いてくれているのは助かるのですが、 この状況を考えるとあまり手放しで喜べることではないですね。。

買うものを予め決めて滞在時間は最低限にするなど、利用する場合は気をつけようと思います。

 

③少しずつ開いているお店が減ってきた

初めのうちは飲食店しか営業をストップしていなかったのですが、徐々にIKEAH&Mなど、衣料品や生活雑貨の店も店舗を休業するようになっていきました。

しばらくはオンラインショップのみの営業になるようです。

飲食店もデリバリーサービスやtake awayを駆使して、何とか営業しているみたいです。

 

余談ですが、この間コーヒーショップ(大麻のお店)はなぜか営業再開していました…汗

何かどうしようもない事情があったのでしょうか。ツッコミどころ満載でした。。。 

 

④健康診断が電話面談になった

息子の健康診断が、3/15の対策発表の翌週(つまり今週)に控えていたのですが、電話面談に切り替えるとの連絡がありました。

小さい子は重症化しにくいという話もありますが、やはり心配だったのでほっとした反面、電話面談って難しそう…と不安にもなりました(^^;

この話はまた別途記録します。

 

⑤(国から)緊急速報が届く

先週一番印象的だったのは、これです。

日曜のお昼前、突然スマホから聞きなれない音が鳴り響きました。

何かと思って見てみると、『緊急速報』の文字が。

しかし中身はオランダ語なので読めない…

Google翻訳で読んでみると、要するに「他人との距離は1.5m以上を保ちましょう!」とのこと。

ちょうど息子を抱っこしている時だったので、スマホにセンサーでも付いていたのかと一瞬焦りました(笑)

この1.5mルールは、市役所がfacebookなどソーシャルメディアのアカウントで強調したり、お店のあちこちに貼り紙がしてあったり、とにかくありとあらゆる手段で国民に知らせていました。

 

そしてネクストステージへ・・・

そんな1週間を経て、昨夜の発表。

いずれその時が来るだろうとは思っていましたが、いざ発表されると緊張感が漂います。(なんだかデジャヴ…)

発表された内容はざっくりこんな感じ。(日本大使館メールより一部引用)

  • 外出は可能だが、1.5mの距離を保つこと。
  • 買い物は同伴者を連れてはならず、一人で行うもののみOK。
  • 自宅に家族以外の者を呼ぶ際は、最大3名までに制限。
  • あらゆる場所において、人が集まることを5月31日まで禁止。
  • 3名以上が固まって行動することを禁じる。(外出する際、近所や道路でもNG)
  • 上記のルールに反した場合、個人に対しては最大400ユーロの罰金が科される。
  • 家族に1名発熱症状を持つ者が出た場合、陽性判定されていない場合であっても家族は全員自主隔離しなければならない。ただし、必要不可欠の職業に就いている者については、例外もあり得る。
  • 美容、セラピー等、身体の接触を伴うサービス・店舗は閉鎖する

 

完全なロックダウンという感じではありませんが、やはり厳しさが増しました。

政府はこれをintelligent lockdownと表現しているようです。

今は個々の行動が積み重なって大きな影響力を持ちますからね…

ルールの細かい部分について気になりつつも、これから探り探り生活することになりそうです。

本当に日々状況が激変し、翌日にはどうなるか分からない状況ですが、とにかく気を緩めず慎重に暮らしていこうと思います。

充実したオランダ生活を記録するはずが、コロナ騒動の記録と化していて残念です。。

 

もうここまで変化が急激だと記録も理解も追いつかないので、コロナのことはここで一旦止めようと思います。

 

どうか1日も早く収まることを祈るばかりです。。。