Tulip Diary

Tulip Diary

1児の母の取りとめもない日々の記録。オランダで暮らしていた時の日記も少々。

オランダの日常|コロナ禍の暮らし近況

オランダでもロックダウンの規制緩和が始まり、2週間が経ちます。

まずは幼い子達の学校再開から始まり、美容院などの再開、そして来週からはいよいよレストランやミュージアム等も再開します。7月からはジムやカジノも再開というニュースも。

ヨーロッパ全体でも、欧州委員会EU内の旅行再開に関するガイドラインを作ったりと、慎重に、でも着実に経済活動へ舵を切り始めたことが分かります。

 

そんな中、私の生活はどうなってるかというと、特に変わりはありません。

夫は引き続き在宅授業だし、まだまだ休日に家族で遠出というわけにもいかないので、相も変わらず毎日規則正しく生活し、私は英語の勉強を細々と続け、夫は休日に料理の腕を磨いて…唯一の変化といえば息子の成長くらいなものです。

言葉をどんどん覚え、表情や動きのバリエーションも益々増えていっています。

1歳児が目覚ましいスピードで沢山のことを吸収し、自分のものにしていく様にひたすら感心する日々です。同じく新しい言語を学ぶ身としては、羨ましいの一言に尽きます。

 

久しぶりにマーケットへ

今週のとある平日、いつも通り息子をお散歩に連れ出したのですが、毎日のように行っている原っぱもさすがに飽きてきたので(私が)、この日は久しぶりにマーケットへ繰り出すことにしました。

ロックダウンになってからは、感染リスクを考えずっと避けていました。正確には一度だけ行ったのですが、社会的距離を開けたところで、市場の人たちってどうしても大きい声で喋ることが多いし(飛沫…)、不特定多数の人が触ったであろう商品もあるし…

ですが、市の尽力でお店の配置や人の導線がかなり厳重に整備されるようになったので、そろそろ大丈夫かなと思えるようになったのです。

 

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ロックダウン中は食料品のみに限定されており、もっとお店の間隔が離れていましたが、先週あたりから花屋や生活雑貨のお店も復活したようです。

店の数は増えましたが、以前よりもしっかり区画整備され、コロナ前まではなかった柵まで設置して無闇にお客さんが商品に群がらないように工夫されています。

マーケット全体の出入り口にも柵が置かれ、市役所の人や警備員さんが常に待機して、人々を誘導します。屈強な容姿のおじさんの横を恐るおそる通り抜けると、めっちゃ笑顔で息子に手を振ってくれます。子に優しいヨーロッパあるあるの光景ですね。

自転車の通り抜けは禁止されているようで、マーケットのエリア内が少しでも混雑しないように気を使っているようでした。

 

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こんな対策も。

進行方向を誘導するためのプリントが道に施されていました。洒落たデザイン。マーケット用というより、ショッピングストリート用かも。

 

今日は早めの時間に行ったので人通りはそこそこで、ベビーカーを押してても余裕を持って歩けましたが、季節的にも今後はマーケットも活気が戻りそうなので、行く時は時間帯などには気をつけたほうが良さそうです。

 

さて今回の戦利品は、お魚。

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以前からお気に入りの魚屋さんへ。いつもは混み合ってるのでダメ元で覗いてみたら、今日はガラガラだったのです。

つい安定のサーモンにしてしまう。でも厚さ5センチはありそうなとっても肉厚なサーモン。家で測ったら容器も含めて2切れで500gもありました。

初めて帆立も購入してみました。とりあえず100g。

締めて€17。うーん、やっぱり少し高い気が。

でもどちらもとても美味しかった!帆立なんていつぶりだろう。海鮮が手に入る国でよかった。日本人たるもの海の幸から離れては生きられないですね。

ちなみに気になってたマグロは、直射日光を燦々と浴びていたので怖くて断念(笑)

 

相変わらずお店の人は大声だったけど、久しぶりのマーケットはそれなりに安心して買い物することができました。

 

新しい絵本購入

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家までの道すがら、本屋で新しい絵本を買ってワクワクの息子。

ik ben kikker(僕はカエル)というオランダの絵本シリーズ。

デン・ハーグの児童書博物館へ行って以来私も虜になってしまい、ずっと欲しかったのです。実物のカエルは大の苦手なのに、昔からけろっぴとかデフォルメされたらついつい好きになってしまう不思議。

今回brunaというディック・ブルーナと縁のある書店で、ミッフィーをスルーしてこの絵本を買いました。オランダ語版のミッフィーもそのうち必ずや。

 

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中身も可愛い!

ストーリーは絵を見れば大体分かるので、そこからオランダ語を推測して適当に和訳することもできました。

当の本人は、知ってるものの絵を指差して名前を当てていくという使い方が楽しいみたいで、ストーリーはどっちでも良さそうです。

それならオランダ語の絵本ばかり増やすわけにもいかないし、図書館が再開したら会員登録をして絵本を借りてみようかな〜なんて思ってます。

せっかく興味を持ってどんどん言葉を覚えようとしてる今、このチャンスを逃さないようにしなくては。

 

おまけ

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お土産屋さんのショーウィンドウにて。

くまさんもマスク。

6/1から交通機関利用時はマスク着用が義務付けられます。

オランダでも売られ始めてるようですが、私はまだ見かけたことがなく…我が家は救援物資で頂いたマスクがあるので当面凌げそうですが、布マスクも作ってみようかなぁなんて思ってます。息子の使わなくなったガーゼや肌着が素材としてちょうどいいかなと。

除菌ジェルの供給はかなり追い付いてきてるようで、あちこちでたくさん見かけるようになりました。

やっとケチケチ使わずに済みます。

 

 

大きな出来事は起きないものの、こんな感じで日々小さな変化をつけながら過ごしています。

治療法や特効薬が見つからない間は、外出するにしても自衛にはきちんと気をつけながら新しい生活に慣れていきたいところです。