4/27(月)、オランダに来て初めてのキングス・デー(Koningsdag/King's Day)を迎えました。
今年はロックダウン中なので、残念ながら本来のキングス・デーは体験できませんでしたが、ほんの少しだけ雰囲気を味わうことはできました。
キングス・デー(Koningsdag)とは
何も知らずに過ごすのはもったいないと思い、まずはWikipedia先生や知り合いのオランダ人に聞いたりして、調べてみました。
4/27はオランダの現国王ウィレム=アレクサンダーのお誕生日。
この日は祝日で国中でお祝いするのだそうです。
今のキングス・デーになったのは2014年からで、それまでは4/30のクイーンズ・デーだったそう。
この日の名物は特にこの2つ。
・国中がオレンジ色に染まる
・フリーマーケットが開かれる
フリーマーケットは、この日だけは特別な許可がなくても誰でも開ける上に消費税(?)もかからないんだとか。
今年はオンラインでやるとニュースに出てました。
HEMAでも数日前からキングス・デーの衣装やアイテムがたくさん売り出されてました。
普通にどれも可愛くって目移りしたけど、理性を働かせて息子用のTシャツだけ購入!
写真左側。目の覚めるような蛍光オレンジです。
大きめ買ったから来年も着られるかな〜
また、街の中心部でコンサートや大規模イベントをする事も多いのだそう。
今年はライブストリーミングで配信されていたようです。
私の住む街も広場がこんな状態↑になるらしく、すし詰め状態の光景にびっくり。
普段のマーケットの数百倍混んでる。
これを見る限り、コロナの自粛が無くても子連れの我が家は遠巻きに眺めるしかできなかったかもなぁと感じました。
他にもネット上にある写真や動画を見て、とにもかくにも盛り上がる1日である事だけはよく分かりました。
日本のお祭りもすごく盛り上がるけど、国中一斉にっていうのがすごい。
我が家の初キングス・デー
こんなタイミングで買い置きが無くなってしまったので、買い物に出かけなければならず。。
自粛ムードとは言え、こんな大事な日だからもしかしたら外出する人が増えるかも…と心配だったので、朝早めの時間に買い出しに行くことにしました。
当日は、国王の誕生日にふさわしく清々しい晴天。
この頃は新緑の季節になって、ますます街並みが美しく思えていましたが、今日はそれに加えて至るところにオランダ国旗が掲げられてより一層絵になっていました。
穏やかに風にそよぐ赤白青の国旗。素敵〜!
早めの時間だったので、スーパーも通りも予想より人は少なめでしたが、
大きな買い出しの荷物を抱えて歩く人やパン屋の前に並ぶ人を多く見かけました。
皆さんきちんと1.5mの距離を開けて並ぶので、列はすごーく長くなってました。
この行列、どうやらTompouce(トンプース)というオレンジ色のスイーツを買う為の列だったようです。
私たちも前日にオランダ人の友人から教えてもらったので、HEMAで買えたら食べてみよっか〜くらいのノリでいたのですが、朝早過ぎてHEMAが開店しておらず…
でもこの行列を見たら無視できなくなってしまい、他の空いてるパン屋を何軒か梯子しました。
そして比較的空いてる店でようやく手に入れたのがコチラ!
目当てのトンプースとは違うスイーツですが、こちらも有名らしいです。
名前は忘れました。
無事にスイーツを手に入れた頃、街中に教会の鐘の音が鳴り響いていました。
9:45にお祝いスタートの合図として、国中で一斉に奏でられるそうです。
とても綺麗な音色でした。
鐘の音色に包まれながら、気持ちのいいキングス・デーの朝を満喫することができました。
帰宅後は、ランチの後に例のスイーツを夫と半分こして頂きました。
お味の方は見かけによらずシンプルで、ホイップクリームとパイ生地の味しかしませんでした。
オレンジ色の部分は、特にオレンジ味とかでもなく、無味…笑
甘いの苦手なのでちょうどよかったです。
いい記念になりました♪
その後は結局外出せず、私たちはお家でいつもと変わらない1日を過ごしました。
家にテレビもないので、日中の街の様子がどんな風だったかはわかりません。
(隣の学生寮では昼から夜までぶっ通しでパーティーミュージックを爆音でかけて、彼らが祝日を満喫してるのだけは分かりましたが…笑)
でも翌日から久しぶりに雨の日が続いてるので、穏やかなとても良いキングス・デーを経験できたのだと思います。
来年こそは、本来のキングス・デーを見られるといいな。