今回は、ちょっと気持ち悪い虫の話。
オランダの害虫“S”に遭遇
オランダ暮らしで嬉しいことの一つは、“G”が出没しないこと。
日本で暮らしてるとどんなに清潔を心掛けていても現れる奴ら。遭遇した時の絶望感にはいつまで経っても慣れません。
そんなGがオランダでは出ないと聞き、とっても安心していたのも束の間…オランダに来て早々にシルバーフィッシュという虫に遭遇しました。
私が初めて遭遇したのは、リビング。ラグの淵をコソコソと這っていました。
これまでの人生で見たことのない虫で、殺虫スプレーも手元になく、かと言って野放しにするには余りにも不気味で、悩んだ末にティッシュを多めに使って、えい!っと潰して退治しました。
気持ち悪いので写真掲載は自粛しますが、あえて見た目の特徴を述べるならば、ダンゴムシを平たく伸ばした感じというか…短めのムカデというか…ナウシカに出てきそうな古代種みたいな見た目の虫です。
とにかく、美しいものでも、かわいいものでもありません。
暴れられたり、刺されたりせず内心ほっとしつつも気持ち悪かったので調べてみると、これが噂のシルバーフィッシュだったということが判明。
一つだけ安心したのは、シルバーフィッシュは人に対しては無害な虫のようです。毒とか刺されるとか、そういう類のことはなさそうなのです。確かに戦闘力は低そうで、襲われる心配は無さそうです。
だけど、紙やら衣類やらを食い荒らすという困った一面があります。それに見た目が気持ち悪い時点で有害という点は否めません。
対策
オランダの駆除アイテム
Kruidvatで購入しました。
原始的ですが、ゴ○ブリホイホイのシルバーフィッシュ版が定番のようです。
私の購入した店舗でもこれ一択でした。正直これで駆除できたとしても、処分するときが憂鬱なんですけど…。
ちなみに、箱の中央に描かれているのはシルバーフィッシュのシルエットです。夫は現場にいなかったので、このイラストを見てギョッとしてました。私より虫が苦手なので心配ですが、やっつけるだけなら平気だと言ってたので大丈夫かな?笑
日本の防虫剤(衣類用)があると安心
わが家が引越しでお世話になった日通さんからもらった資料によると、シルバーフィッシュのせいで洋服や紙に被害が出てしまうので、日本から衣類用防虫剤を持参するといいと書いてありました。
オランダにも勿論あるけど、日本製より匂いがきつかったりするようです。
ハーブの匂いが苦手らしい
他に対策はないかと、ネットで色々調べてみると、どうやらハーブの匂い(特にラベンダー)が苦手らしいです。
まだ試してないですが、アロマオイルを染み込ませた布を置いておいたり、サシェをタンスに入れておいたりすると効果があるみたいです。
ラベンダーの香りは大好きなので是非試してみたい方法です。(思い立ってから2ヶ月経つけど笑)
湿気と清潔感に気をつける
シルバーフィッシュはキッチンやバスルーム等、湿気のある場所を好むそう。さらに紙や衣類も大好物らしいです。
- 湿気に気をつける
- 紙類を床や倉庫に放置しない
というのが大事そう。
オランダ人の知り合いにもアドバイスを仰ぎましたが、”keep clean.”とのことでした(笑)
それでもたまに出没するらしいので、完全防御は難しいのですね。。。
その後・・・
初めて遭遇してから、とにかくこまめに掃除や整理整頓をして、出来るだけ綺麗に保つことを心がけていますが、やっぱり時々遭遇してしまいます。
夜中にバスルームの隅の方で這っていたり、朝コーヒーメーカーの影から現れたり…どちらもげんなりするシチュエーション。。
しかも悲しいことに、発見するのは決まって私ばかり。
これはタイミングの問題もあるけど、性格の問題もありそうです。。夫はそもそも部屋の隅の埃とか気にならないタイプで、つまり、あんまり背景を細かく気にしてないんです。私は無意識に足元とか部屋の隅とか気にしてるので、気づいてしまうんですよね。。
知らぬが仏だけど、気づかないうちにすぐそばを奴らが這いずり回ってると思うとそれはそれで嫌なので、やっぱり見つけ次第やっつけるしかなさそうです。
小さい子どもがいるわが家。まだ好奇心旺盛でなんでも触ってしまうし、目線も低いので大人より見つけやすそうだし、何かと心配です。
とにかく出没しないよう祈りながら掃除に励む日々です。