Tulip Diary

Tulip Diary

1児の母の取りとめもない日々の記録。オランダで暮らしていた時の日記も少々。

オランダの乳幼児健診|髄膜炎の予防接種

息子の予防接種を受けに行ってきました。

今回受けたのは、髄膜炎

オランダでは、14ヶ月になるとおたふく風邪髄膜炎を接種しますが、おたふく風邪は日本で接種済みなので、息子は髄膜炎だけでした。

 

 

案内が届く

前回、予防接種履歴を提出してから2~3週間ほどして、RIVMから予防接種の案内や息子の予防接種履歴表、チケットが送られてきました。

封筒には注射マークが描いてあるので、見ればすぐにそれと分かります。

 


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日時は自分で電話をかけて予約する必要がありますが、運悪くロックダウンの真っ最中で何度かけても繋がりませんでした。そこで14ヶ月健診で電話面談をしてくれた方に代わりに予約してもらえないかメールでお願いしたところ、対応してもらえました。

その後、日時と場所が記載されたメールと書面が届きました。(オランダではいつもメールと書面の両方で案内が届いて、律儀だなぁと感心してしまいます。)

 

いざ、当日

予約をしてから時は流れ、ようやく当日を迎えました。1か月以上開いたので、案の定忘れかけてました…。

コロナの影響により、付き添いできるのは保護者1人まで。

何事も社会勉強ということで、私が行くことに。この日の為に英語の勉強はちまちま続けてきましたが、久々の実践に緊張。何を聞かれても困らないように、思いつく限りの資料(英訳した予防接種履歴とかホームドクターの名前とか)を携えて向かいました。

 

流れと持ち物

保健所についてからの流れはこんな感じ。

受付→身体測定(身長、体重)→医師と面談→予防接種

 

必要だった持ち物は、この3つ。

  • 予防接種履歴表
  • 予防接種チケット
  • オランダの母子手帳
  • オムツの予備(身体測定前に交換する用。無くても大丈夫)

 

受付

保健所に入ると、部屋にいたのは私たち一組だけでした。コロナの影響で一組になるよう調整していたのだと思います。マスクを念のため持参しましたが、職員さんも着けておらず、距離も十分取れたので結局使いませんでした。

オランダの母子手帳はまだ持っていなかったので、この場で英語版を貰うことができました。日本のものより大きいし、厚めです。

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身体測定

予防接種だけだと思っていましたが、身体測定や面談も全部含まれていました。測定とかもうやってもらえないものだと思ってたので嬉しい。

まずは、服を脱がせておむつ姿にします。装置の上にあおむけに寝かせて身長を測り、次に体重計の上に寝かせます。

ところが、この時の息子は眠い・場所見知り・人見知りの負の三拍子が揃ってしまい、身長計に載せたとたん烈火のごとくギャン泣き。私からしがみついて離れなくなり、仕方ないので大きい子用の立たせるタイプの体重計に載せてもらいました。これすら厳しくて、一瞬手を離れた時に計測した数値を記載してもらいました。瞬間最大風速的な測り方…

 

これだけでもう大仕事で、私も汗かきまくり。

 

面談・予防接種

服を着せると、次はお医者さんのいる奥の部屋で面談と予防接種です。

部屋に入ると、余計におびえて泣き叫ぶ息子…。

オランダ人の優しいおばあちゃんの先生なのに、怖がって一向に泣き止みません。。

ロックダウン中は親としか遊んでなかったからなのか…。この状況には泣き声に慣れっこな私もさすがに気が滅入りました。。

ぐずる息子を抱っこでなだめながら、まずは身体測定の結果にコメントをもらい、お医者さんの質問に答えていきました。

・食事はきちんと食べているか

・牛乳や乳製品を摂取しているか

・夜はちゃんと寝ているか

・昼寝は1日1回か

・言葉は発しているか

・親の話してることを理解してるか

・難聴や感染症などになった事はあるか

 

他にオランダに来てどのくらい経つか、いつまでいる予定か、デイケアやピューターのことを話しました。

拙いながらもなんとか会話をすることができてホッとする反面、息子のことで手一杯でもうちょっと色々質問すればよかったと少し後悔も残ったり。

 

話がひと通り終わったあとは、いよいよ予防接種。

ズボンを脱がせ、膝の上に座らせ、腕を押さえるように言われました。そして先生が手早く息子の左太ももにぷすっと注射。そして絆創膏を貼って終了。

お医者さんはずっと"big boy, big boy."と励ましてくれてました。

 

最後まで泣き止まないままの息子を抱えながら、お礼を言って部屋を出ました。

 

予防接種を終えて

外に出ると、息子はようやく落ち着きを取り戻し、帰り道はベビーカーの中で抜け殻のようにぼーっと大人しくしていました。わたしもかなり汗をかいていて、歩いてるうちに体が冷えてきました。

帰宅すると息子は徐々に調子を取り戻し、いつも通り元気に家の中を走り回っていました。

 

今回自分の英語だけが心配でしたが、内容が日本とさほど変わらないこともあり、無事に終えることができました。

でも息子のギャン泣きは想定外だったし、ちょっとショックでした。慎重なところはあったけど、ここまで人見知りキャラになっていたとは…コロナ前はこんなことなかったのになぁ…。

他の子と遊ばせてあげられない環境を少し申し訳なく思いました。まあ悩んでも仕方ないので、とにかく今は親の私たちが全力で相手することにして気楽に構えることにします。

 

何はともあれ、息子も小さな体でよくがんばりました。わたしも頑張った。

次は2歳児健診。その時までにはわたしの語学力も息子の人見知りも改善されてるといいなぁ。