Tulip Diary

Tulip Diary

1児の母の取りとめもない日々の記録。オランダで暮らしていた時の日記も少々。

渡航メモ|子連れの長時間フライト①

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ヨーロッパまでの長時間フライトは、赤ちゃん連れに立ちはだかる最初の関門。

国内線は一度経験したことがありましたが、国際線はこれが初めて。少しでも楽しく快適に乗り切れるよう直前まで作戦を練る日々でした。

そんな我が家のわんぱく1歳児との日本〜オランダ間の長時間フライトについて振り返っておこうと思います。

今回はKLMを利用してみた感想をまとめてみました。

 

 

我が家のフライト 

利用した航空会社は、KLMオランダ航空。

成田-アムステルダムの直行便でフライト時間は約12~13時間くらいでした。

出発時刻は午前11時半頃(日本時間)、到着時刻は午後4時頃(現地時間)でした。

 

当日は朝イチで実家から車で送ってもらい、ギリギリまで家族に見送ってもらいながら出発しました。

 

 

ベビー連れにとって助かったこと

①ベビーフードの持ち込みOK

ベビーミルクやベビーフードは、液体物持ち込み制限の対象外でした。

検査場でカバンからすべて出して、トレーに乗せるだけでOK。但し機内で必要になる分量までらしいです。

参考)幼児関連とおもちゃ | 成田国際空港公式WEBサイト

 

手荷物として機内に持ち込んだベビーグッズは、以下の通り。

  • おむつセット(おむつ、おしりふき、ゴミ袋)
  • 哺乳瓶、液体ミルク
  • 授乳ケープ
  • 離乳食(2回分)、食パン、おやつ
  • ベビー麦茶(ペットボトル1本)、ストローマグ
  • 抱っこ紐
  • おもちゃ、絵本

 

お世話グッズの手荷物は、決められた大きさに収まっていれば、大人の荷物とは別に持ち込んで大丈夫でした。

 

②ベビーカーは搭乗口で預けられる!

私たちのベビーカーはタイヤの大きい三輪タイプ。機内持ち込みは絶対に無理なのでチェックインカウンターで預けようとしたところ、搭乗口のカウンターで預けることが可能だと教えてもらいました。

また、スキポール空港に到着後も飛行機を降りてすぐの所で受け取ることができました。(預け荷物の受け取り場所ではなく、本当に降りてすぐの所。最初うっかり見落としてしまい、取りに引き返しました。)

成田もスキポールも空港内の移動は結構距離があるので、ギリギリまでベビーカーを使えるのはありがたかったです。

だけど、本当にそのままの状態で運ばれるので、外れやすそうなパーツは念のため外しておくのが得策。私たちはカバーとかしてなかったので、ベルトカバーを1つ失くしました…。

 

③優先搭乗させてもらえる

小さい子ども連れの家族は、優先搭乗させてもらうことができます。私たちも速やかに搭乗できるようにゲート近くで待機しました。

優先搭乗の有難い点は、焦らず席まで移動できる事と荷物の棚のスペースを先に確保できる事。

私たちはバシネット席だったので離着陸の時は荷物を上にしまっておかなければならず、自分たちの頭上のスペースを確保できて助かりました。

 

④バシネット席がメリットだらけだった

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私たちが乗ったKLMのバシネット席は、飛行機全体の中央(非常口がある辺り)に位置していました。真ん中の4列席、トイレの後ろにありました。

私たちは航空券の予約の段階でバシネット席の希望を出しました。事前に子どもの大きさを聞かれることはなく、離陸後にCAさんから子どもの身長と体重を聞かれ、その場でバシネットを付けるか付けないか判断する感じでした。

バシネットが使える子の大きさについてはホームページでも確認ができます。

息子はサイズオーバーだったので、結局バシネット自体は使いませんでしたが、このバシネット席がメリットだらけで、座れてよかったです。

 

  • メリット①:足元が広い

列の先頭ということもあり、足元が広かったです。

ベルトサインが消えれば、荷物を置いたり、赤ちゃんをつかまり立ちで遊ばせたりできます。さらに、抱っこしてそのまま立ち上がってゆらゆらできるのも親としては地味に助かるポイントでした。

 

  • メリット②:CAさん、トイレ待ちの人があやしてくれた

CAさんの待機席が近かったのですが、離陸直前のあの座ってなきゃいけない時間の間、ずっと向かい側からあやしてくれたおかげで、ご機嫌で乗り切れました。

他にもフライト中にぐずり出した時、トイレ待ちの優しい方々が救世主のようにあやしてくれました。手を振ったり笑いかけてくれたり、それだけで子どもは楽しそうにしてくれて、私たち夫婦もとっても救われました。

 

  • メリット③:トイレが目の前でおむつ替えに行きやすい

おむつ交換台付きのトイレが目の前にあったので、混雑を避ける等のタイミングを見計らいやすく、ストレスが少なかったです。

 

 

他にもラッキーだったのが、隣が空席で、そのさらに隣がとても優しい日本人のご婦人だったこと。離陸前、そのご婦人に先にお詫びを伝えると「何言ってるの。子どもは泣くのが仕事ですから。」と言ってくださいました。社交辞令だとしても、精神的負担がかなり軽減され、有難かったです。

 

大変だったこと

離着陸の時のベビー用シートベルト

搭乗前に抱っこ紐の中で寝た息子。そのまま寝かせておきたかったのですが、席に座ってすぐにCAさんから『ベビー用のシートベルトの着け方を教えます』と言われました。しかも、口頭で済ますのではなく、実際に着けながら教えますとのこと。。。せっかく寝たのに〜…

仕方なく息子を起こし、シートベルトを装着。CAさんが持ってきて着け方を教えてくれるので、特に心配は要りませんでした。

でも上空でベルト装着サインがついた時にも装着しなきゃいけないので、動きたいのにベルトで固定されて不機嫌になって大変でした。どうしようもないので、ひたすらおもちゃで気を逸らして耐えるしかありません。

 

出発時間の遅れ

飛行機移動には付きものだと思いますが…この時の飛行機も出発が1時間くらい遅れました。

でも搭乗時間は予定通りだったので、つまり機内にいる時間が単純に1時間長くなりました(泣)

シートベルト装着の件で起こされてから完全に目が覚めて元気いっぱいの息子。離陸を今か今かと待ちわびながら、好きなものをチビチビ食べさせたりして騙し騙し過ごしました。

 

おむつ替え

トイレ近くの席だったので混雑するタイミングは避けられたけど、オムツ替え自体は大変でした。。

まず、狭い。そもそも機内のトイレだから仕方ないことだけど、窮屈なので大変。

おまけに、おむつ交換台がシンプルな“板”という感じ。息子は固い板を怖がって絶対に仰向けになってくれず、う○ちの時とか特に大変だった。しかもそういう時に限って飛行機が揺れて、着席指示が出て…。怖がって暴れる息子をなだめながらもたついていたら、外からCAさんがドアを叩いてめっちゃ急かしてくる…笑 フライト中はオムツ替えが本当に億劫でした。

 

【結論】KLMは子連れでも安心して乗れる

日系の航空会社ではないので不安もありましたが、前述の通りオランダ人CAさんは皆んな優しく親切だし、サービスも十分よかったし、最初から最後まで安心して過ごすことができました。英語が苦手な場合も、日本人CAさんがいたので何とかなると思います。

何より直行便なのは大きいです。子連れにとって移動時間は短いに越したことはないので、予算が許す限りはKLMでダイレクトにピューッとオランダまで行けるのが楽だなぁと感じました。

そんな訳で、我が家は今後オランダと行き来する時は、迷いなくKLMを利用することでしょう。

参考)お子様連れのご旅行 - KLM.com

 

機内の過ごし方についても、別途整理しようと思います。