少し前になりますが、カラフルなにんじんを食べました。
おそらく日本でも探せば食べられると思うのですが、私は日本で見たことがありません。
実はオランダに来てから、ニンジンの色にまつわる面白い話を知りました。
私たちが当たり前だと思っているニンジンのオレンジ色は、実はオランダで品種改良の末に誕生した色なのだそう。
オランダ王家の"オラニエ"というのがオランダ語でオレンジという意味ということもあり、オランダのナショナルカラーはオレンジ色。
オレンジが好きすぎて?なのか、王家への敬意の表れなのか、頑張ってオレンジ色のニンジンを生み出したそうなのです。
レシピサイトでたくさん調理法が出てきますが、とりあえずシンプルにオーブンで素焼きに。
オランダの根菜は、ジャガイモにしてもサツマイモにしても、オーブンで焼くのが一番シンプルで美味しいです。ホクホクで自然な甘味が出て、おやつ感覚でも食べれちゃう。
ニンジンを縦に切って、並べます。
紫のやつは、切ったら中心がオレンジでびっくり。
じっくり焼くこと30〜40分…
見た目は何にも映えないニンジンの出来上がり。
いざ食べてみると、驚くほど甘くてびっくり!
干し芋のように噛めば噛むほどじんわりと甘味が口の中に広がります。
子供のおやつにもぴったりだと思うけど、見た目がそのまんまニンジンだから全然手をつけてくれず…残念。
その後、シンプルなオレンジだけのも食べましたが、カラフルな方が(白いのが特に)甘い気がします。
優しい甘味にすっかりハマってしまったので、我が家の食卓に度々登場するようになりました。